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どうぶつのつぶや記

議会制民主主義、報道機関の役割など

再議書の提出に関する資料が三木市のホームページに出ている。
資料1資料2
再び、否決となった場合、最終的には、国からの交付金はもらえなくなるとのこと。
共産党のくろしま議員も言われていましたが、他の自治体では、今回の定額給付金に上乗せして、地域振興に役立てたり、従来から計画されていた事業の前倒しに当てたりするところが多いといいます。
今回も、一旦、否決されたのですから、てっきり議会と再調整し、双方の歩み寄りによる修正案が出されるものと思っていたのですが、どうやらそうではなく、あくまでコンベンションホールの建設にこだわるようです。
再度の否決によって、もらえるはずの多額の交付金が、市の中で調整が図られなかったため貰えないとなると、これは三木市にとって、非常に大きな損失であり、もったいない話です。


今回のコンベンションホール建設の話も、議会に話があったのは、本会議の直前だったとか···
議会に話をする前に、既に交付金の使い道を決めてしまっており、国にもそのことを報告してしまっていたというようなことが、どこかのブログで書かれてあったと記憶しているのですが、これは、ある意味、既成事実を作って話を進めるというゴリ押しに近いやり方です。
再び否決されれば、交付金を辞退することになり、国への信頼も失われるというような脅し文句を述べられているようですが、結局、すべて、市長自身が自分で撒いた種なわけですから、議会に責任転換するのは、本末転倒ではないかと。
また、再議が通らなければ、市民生活に影響を及ぼすことになるでしょうというような脅し文句についても同じです。


と、ここまで書いて、インターネットで、三木市のホームページや私が普段関心を持って読んでいるブログをチェックしていると、もうすでにオンブズマン三木さんがこの件について記事をアップされていました。
私も、オンブズマン三木さんの意見と全く同じです。


そして、もう少し、別の視点で意見を言わせていただくとすれば、今回の件を取り上げた、FMみっきぃの番組や市のホームページにアップされている記事は、いずれも公の情報ツールを用いた一方的な情報発信であり、市民に対する適正な情報発信にはふさわしくないと感じています。
市議会という市の意思決定機関が下した採決結果に対して、あたかも議会の責任において正当な判断が覆されたという意味のことを、一方的に発信するのはどう考えてもおかしいと思います。
FMも、FMです。
市長の番組だからといって、何を取り上げてもいいというものではないでしょう。
今回の件は、普通の軽いノリの話ではないはずです。
議会で審議中の話であり、非常に慎重に扱わなければならない、相手のある話です。
どうしてもその話を扱いたいのなら、市長と賛成、反対の意見を持つ議員を同じ番組に招き、討論形式でやるべきでしょう。
市長一人だけのFMでも、市のホームページでもないということを、しっかりと市もFMも認識するべきです。


最終的には、コンベンションホールにあくまでこだわるのか、それとも市民生活を優先する方向に舵を切り直せるのか、全ては市長の判断、技量に任されているわけです。
何も反対した議員が悪いわけではありませんし、責任を転嫁するものでもありません。
今回の件は、自分の考えをそれぞれの議員が主張し、その結果が否決となっただけのことです。
これが、議会制民主主義というルールに則った、ごく自然な流れなのです。
この結果を真摯に受け止め、どういう対応をするのかは、最終的には市長の判断にかかってくるでしょう。
そして、それによってもたらされる状況もまた、市長自身が責任を持って受け止め、対処していかなければならないことだと思うのです。
by kkamoike | 2009-03-14 10:23 | 三木市政

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