どうぶつのつぶや記

タグ:職場風土 ( 2 ) タグの人気記事

「精神論」とマネジメント

三木市の「財政危機宣言」、一時期に比べると、しらけムードからなのか、期待感が持てない表れなのかはわかりませんが、あまり話題に上ることはなくなりましたが、依然、私の周りの評判はよくありません。
果たして、このような「ショック療法?」ともいうべきやり方で、まちは本当に元気になり、再生していくのでしょうか。
今後の展開を注意深く見守っていきたいと思います。

さて、トイレ掃除のときにも感じたことですが、「みんなで力や知恵を絞ればなんとかなる。」とか、「行政はもちろん住民側にも意識改革が必要」などといったいわゆる「精神論」を振りかざすことによって、この危機的状況を克服できるといった錯覚がマネジメントの根底にあるように感じてなりません。

しかし、みんなが知恵を出し合い、協力し合うという、前向きな気持ち、雰囲気を生み出すためには、実はこんなときだからこそ、逆転の発想で、底抜けに明るく、みんなが元気になる方法や仕組みを組織の内外で作り出し共有していくことが大事なのではないかと思います。
例えば、市が畑を耕し、種をまいたことで、こんな芽が市民レベルでも出て来るような流れを至るところで作り出すイメージです。

また、人の性格に置き直して考えた場合、自分ではコンプレックスの部分や人から欠点だと見られている部分であっても、ちょっと視点や発想を切り替えるだけで、セールスポイントになったり、長所としてとらえられるようになったりするように、まちづくりにおいても、そのまちにしかない魅力、まだ掘り出されていない隠れた魅力を探し出し、それを最大限に活かしていこうという意識から新しい発想や展開が生まれてくるのだと思うのです。

そのような試みに何度も挑戦し、いくつもの可能性を探っていくことでみんなの意識が変化し、自分たちの自信へとつながり、新たなパワーが生み出されてくるのではないかと思います。
そして、そのようなチャレンジを部下や市民にばかり求めるのではなく、トップ自らも実践し、市民の心に響く行動をとることが大事なのではないかと感じます。
そのような意識や行動もない中で、ただ職員や市民にアイデアの提示や意識改革を求めたところで、期待する成果が出てくる可能性は低いといえるでしょう。

今回の記事、特に、「精神論」に頼ったマネジメントがもたらすものについては、自分の力ではうまく表現しきれませんでした。
「マネージメントが精神論だけを語りだしたら…」というブログ記事にわかりやすく解説されていますので、ぜひそちらをご覧ください。
[PR]
by kkamoike | 2008-10-29 20:20 | マネジメント | Comments(8)

お客様満足と自己実現

rfuruyaさんが
『止めることの奨め』という記事の中でこんなことを書かれていました。

基本はあくまでも、
『消費者の満足』=Consumer Satisfactionであって
『顧客得意先の満足』=Customer Satisfactionであってはならぬと思うのだが、
日本の場合のCSは後者の場合が圧倒的に多いように思うのである。
英語の訳語も堂々とCustomerと無意識のうちにそう使っているところが殆どである。



この話とは少し視点が異なりますが、実は、会社(組織)だけでなく、社員(個人)レベルでも、仕事をする上で、目を向けなければならない対象を取り違えてしまうことがしばしばあります。

ある雑誌の中で、仕事上の悩みに答える特集がありました。
「仕事を通じて自分の個性を発揮し、自己実現したいが、今の職場では、個性を発揮できそうにない···。」といった相談に対する答えはこんな内容でした。

「仕事は、自己表現や自己実現の手段ではなく、他人の需要に応えるものであり、いくら、これが私の自己表現ですと主張したところで、人がそれにお金を払ってくれなければ飯は食えない。だから仕事として成立させようとするのなら、自己表現をすることよりも、他人の需要に応えることが重要となる。他人の期待や要望に応えようとすることが結果的に、自分を輝かせることにつながる。」



ここでいう「他人の需要」とは、基本的に「お客様の気持ち」と置き換えてほぼ間違いないでしょう。
全ての企業の目的のベースに、「お客様(消費者)満足」があるはずです。しかし、その目的を見失ったとき、企業は必ず衰退に向かいます。
そのためにも企業(組織)は、会社の目的をはっきりさせるべきですし、そのことを社員に対して明言しなければなりません。
売上げがどうとか、利益がどうかといった話も大事かもしれませんが、あまりそのことばかりを強調していても、社員の心には響かないでしょう。
会社の目的を明言したうえで、「安心して、全力で仕事にあたりなさい。」
実は、それだけでもいいのではないかと思います。



経営者の姿勢や心がけが、普段の社員にかける言葉として表現され、その言葉で、社員の気持ちや行動は如何様にも変わります。
そして最終的には、会社の風土へとつながっていくのだと思います。
良い職場環境かどうか、良い企業であるかどうかの一つの目安は、全ての社員が会社の目的を理解し、安心して仕事ができる環境が社員に提供できているかどうかだと思います。
[PR]
by kkamoike | 2008-10-23 21:30 | マネジメント | Comments(3)