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どうぶつのつぶや記

新入社員の言い訳じゃないんですから・・・

国からの交付金は、以前にも触れましたが、この用途でないと交付金はあげませんよという性質のものではなく、自治体が独自に地域経済を活性化できる事業であれば自由に使い道を決められることのようです。
浜松市の議員さんのブログでしょうか、結構詳しく紹介されています。


今回のごたごたは、この交付金の使い道について十分な議論がないまま、使い道が決められたということもあるのだと思います。
にもかかわらず、市長はこんなふうに主張されています。
『3月補正予算案の否決に係る記者会見でのQ&A』より抜粋
「···2月20日に国に交付申請を行いましたが、黒嶋議員からは「議員の説明が5日遅れた」ということで、反対をされましたが、ドタバタの手続きをしている中で、議会への説明が5日後になったということをもって、約1億8千万円をとばしてしまうということについては、議会人としての判断に、疑義を感じずにはおれません。
···」


そんなつもりはないとおっしゃるかもしれませんが、
「ただでお金が貰えるんだから、何を建てても、何に使っても文句はないだろう!もう決めてしまったんだから認めろよ!俺がこれを建てるって言ってるんだよ!」って感じですが、このような身勝手なやり方は、どうなのかな~と思うのです。
本来なら、「こんなお金が国から貰えるんだけど、何に使いましょうか?」と事前に議会とよく協議して決めるべき内容だと思うのですが。


記者会見でのQ&Aでは、「時間がなかったから···」といわんばかりの、子供じみた言い訳をされているようですが、交付金の申請事務にトップが奔走し、本来やらなければならない議会との調整などの仕事を疎かにするような組織って、一体どんな組織なんでしょうか?
本来、組織には役割分担が決まっているはずなのに、議会との調整という市政運営上、最も重要な役割が果たせない体制にあること自体、組織体制そのものに大きな問題があるということではないのでしょうか?


今回の言い訳は、部下が絶対に期限内にやらないといけない仕事ができなかった時に、
「やらなあかん、やらなあかん思ってたんですが、忙しかったもので···」
と言い訳をするレベルと同じです。
このような部下と同じレベルでは、経営者としては失格でしょう。
市長の今回の言い訳は、マネジメント能力の欠如を自ら認めているようなものなのです。
市長なんですから、もちょっとしっかり組織をマネジメントしてください。
できないのなら、痩せ我慢なんかしないで、早いうちにマネジメントのできる副市長を置かれたらどうですか。
# by kkamoike | 2009-03-23 20:48 | マネジメント

納得がいかない2つの理由

今回の補正予算において、ハコモノを整備する理由の一つに、財源的なメリットをあげておられます。
国からの交付金が貰えることとあわせて、単なる借金ではない、優遇措置のある借金が借りられるということのようです。


三木市が財政危機に陥った最大の要因に借金残高が大きく膨れ上がったことがあげられます。
今回に限らず、公共事業によって地域の経済を元気にするのは、これまでからも景気対策の常套手段としてさかんに行われてきました。
そのかわり、国は地方の借金を認め、その返済に当たっては、後々面倒を見ましょうという約束をし、その甘い言葉に全国の自治体が踊らされることになったのです。
そして、国の方針に忠実に従い、自治体の身の丈以上の事業をした結果、三木市においても多くのハコモノが建てられてきたのだと思います。
一方、バブル崩壊以降、国の税収が大きく落ち込む中で、地方の借金を肩代わりすると約束したはずの地方交付税は、目減りしてしまい、本当に地方の借金を国が肩代わりしてくれているのか、今となっては怪しい状況です。


私は、前回の市長選挙や市議会議員選挙で、借金体質やハコモノ行政を頭から否定していた政治家のような考えは持っていません。
むしろ、借金は世代間の負担を均衡にする意味で認められているものであるし、財政運営上必要なものだと思っています。また、公共事業も景気対策から見れば必要な場合もあると思っています。
ただ、これだけの危機的な状況にある中で、これまでと同じようなスタンス、全国一律だからということだけで判断したり、まして、財政的な優遇措置があるからいくら借金をしても構わないじゃないかというものでもないと思います。


有利な借金だから今、事業をしないともったいないというのではなく、本当に今、財政危機の中であっても市民にとってこれだけは絶対必要だと思える事業かどうかを見極め、借金は必要最小限に留めることを考えていかなければ、いつまでたっても財政危機から抜け出すことはできないと思います。
今回の件は、これまでハコモノ行政を痛烈に批判してきたのに、どうしてハコモノなの?
という部分で納得がいかないだけでなく、これまで借金体質への痛烈な批判をしてきたのに、どうして?という部分についても納得がいかないのです。

そのあたりの矛盾についても、きちんと弁明して貰いたいものです。
# by kkamoike | 2009-03-22 07:14 | 三木市政

今こそ私たちが立ち止まって考えなければならない時

今回の議会が開催される前、こんなことを思っていました。
それは、三木市政はじまって以来の「財政危機宣言」が発せられた後の新年度予算などを審議する議会だったからです。


この先どうなるのかは流動的ですが、現時点では、賛成と反対に意見が真っ二つにわかれていることは、ポジティブに考えれば、より深い議論ができる良い機会だといえるのかもしれません。
しかし、いくらポジティブに考えたくても、お互いが議論のテーブルにつかなければ(つけなければ)、何の意味もありません。
無意味な混乱を引き起こすだけで、そのしわ寄せは、結局、市民のところに降り懸かってくるだけなのだと思います。


一方で、三木市独自の財政危機問題、さらには、百年に一度といわれている世界経済危機の波が容赦なく押し寄せている状況の中で、市が推し進めていかなければならない改革は待ったなしのはずです。
にもかかわらず、この期に及んで、改革の足並みが乱れ、あるいは温度差があまりにも違うというのは、三木市の将来を考えた時、非常に大きなマイナスです。
本来であれば、この難局を市長、議員を含めた市全体が一丸となって、そして三木市民も巻き込んで乗り切っていかなければならないはずなのに、改革の軸足がブレてしまい、大きく揺らいでしまうようでは、今の世代だけでなく、将来の子や孫の世代にまで大きな代償を背負わせてしまうことになってしまいます。


そうならないためにも、今を生きる私たちが、どれだけ目先のことだけにとらわれずに、大局的な観点から物事を判断できるかが求められているのだと思います。
「どうせ、今の市長が嫌いだから反対しているんだろう」というような低次元の憶測でしか物事を判断できない政治家や市民は、「市民生活を守るため」などといった方便を口にしたり、わかったような口ぶりで政治に口出しする資格はないと思います。
それぞれが、自分たちの殻に閉じこもったまま、この問題をうやむやにやり過ごすのではなく、正面きって、正々堂々と、三木市の将来のための本当の改革を真剣に考えていく時ではないのかと思うのです。
# by kkamoike | 2009-03-19 22:14 | みっきぃふるさとふれあい公園

予算否決に対する市の言い分について考えてみた

人それぞれ、考えていることが違うのは当たり前ですから、それぞれに主張が異なっていいわけですが、今回公表されている記者発表での市の言い分には主催者側の何かしらの意図を感じずにはいられません···
何だか、自分の意見の正当性ばかりを述べておられるようですが、相手の意見は一切認めない、正しくない、間違っている、反対者は市民の敵だといわんばかりの内容です。
挙句の果てには、議会制民主主義に基づく意思決定までも、「数の力」で押し切られたと断言されているのには、ビックリです。
ここまで言われるのなら、いっそのこと、三木市を「専制君主制」にでもされたらどうかと思います。



まぁ、冗談はこれぐらいにして、今回の質疑応答でとりあえず気になった部分をいくつかあげてみたいと思います。
これは、あくまで私の感じたところですので、実際に反対意見を述べられている議員の方たちの本意を確かめたわけではないということをあらかじめお断りしておきます。



まず一点目、
「市民生活」という言葉がいたるところに出てきます。
基本的に、市の仕事で「市民生活」に関係のない仕事などあり得ません。ただ、その度合いが濃いか薄いかということです。
反対意見を述べられている議員がおっしゃりたいのは、その度合いが薄い、すなわち緊急性が低い、あるいは今あるもので我慢できるのではないのですか?と言われているのだと思うのですが····。
昨年9月に市が発した「財政危機宣言」という非常事態を受けて、現に、新年度予算ではそれこそ市民生活に密接にかかわる施策の数々が削られようとしています。それらの身近な活動や困った人を助けるための予算とを天秤にかけて、どちらに緊急性があるのかを考えろといっているのだと思うのです。



二点目、下石野分校にしても、青山の図書館の分館にしても、「○年前から地元との間で調整をしてきた」というようなことを述べておられますが、本来、このような事業は、「財政危機宣言」を発した時点で、一旦、全てのハード事業をゼロベースで見直すべきではなかったのでしょうか。
去年の9月の時点での事業の見直しに着手もしないまま、今、これまでから地元と話をしてきたからという理由だけで、否決を非難するのはあまりにも説得力に欠ける話だと私は思うのです。




三点目、今回、定額給付金は別に提案され、この部分は既に議会の承認を得ています。いろいろと難しい手続きやルールを延々と述べておられますが、素人的な発想かもしれませんが、それでは、どうして、今回、それこそ市民生活に密着する学校の光熱水費などといった通常経費予算と臨時交付金のもらえる事業予算を一緒に計上したのかが私にはわからないのです。
定額給付金と同様、なぜ別に上げることをしなかったのか。
これは、現実的に出来ないことなのかもしれません。しかし、どうもこのあたりも、素人的な詮索に過ぎないのかもしれませんが、あえてそのような市民生活に密着する予算と一緒にあげることで、臨時交付金を充てる事業全体の否決を免れようという思惑があったのではないかと···
何かもう一つ腑に落ちない気になったりするのですが···
皆さんは、いかがですか?
# by kkamoike | 2009-03-17 20:10 | 三木市政

あなたならどれを選択しますか?

ある日、あなたの子供が泣きながら家に帰ってきて、こう言いました。
「僕が提案したクラス会の出し物が気に入らないもんだから、クラスの半分以上の仲間が反対だと言って、僕をいじめるんだ」と···



さて、あなたは子供に対して何といいますか?
次の①~④の中からこれだと思うものを選択してください。(複数選択可)




①お前をいじめる奴はいかなる理由があろうと許さん!クラスの誰が反対しているんだ?今度懲らしめてやる!
②お前の提案した中身に問題があったんじゃないのか?もう一度、皆とよく相談して、考え直せ。
③多数決で決まったんだったらしかたがないじゃないか。今回は残念だが諦めろ。
④皆に迷惑がかかろうと関係ねぇ!何がなんでも自分の意見を貫き通せ!
# by kkamoike | 2009-03-16 22:09

R175が見て、聞いて、読んで感じたことを書き綴ります。

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