どうぶつのつぶや記

<   2009年 02月 ( 7 )   > この月の画像一覧

メリハリがついているのかどうか

三木市の当初予算案の概要が発表されました。
この内容が、メリハリがついたものであるかというと、私にはかなり疑問です。
政策に一貫性がみられないのは、今に始まったことではありませんが、ここにきて、その状況は、ますますひどくなっているようにも受け取れます。
公共施設の使用料の有料化にはじまり、今回の住民に対する負担増や、ささやかな楽しみを奪う施策の数々···
その一方で、コンベンションホール(3月補正予算案に計上)をはじめとしたハード事業のオンパレード···
一体、三木のまちづくりをどういう方向に進めていきたいのか、ますます分からなくなってきています。


「財政危機」をどうとらえているのか?
「市民協働」の意味をどうとらえているのか?
「地域の活性化」をどうとらえているのか?


私は、今回、市議会に上程される予算案から見えてくるものは、これからの三木市が進めるまちづくりの根幹部分となる方針やビジョンに直結する内容だと感じています。


次の議会は突っ込みどころが満載のはずです。
議員の皆さんには、個々の施策の小さな部分だけを議論するのではなく、個々の施策から見えてくる、まちづくりの根幹部分について、上記で述べたような視点から大いに議論し、三木市のまちづくりを誤った方向に導かないための真剣な議論を期待したいと思います。
[PR]
by kkamoike | 2009-02-23 21:00 | 三木市政 | Comments(0)

公共施設の有料化について(2)

市のホームページにある、三木市議会会議録検索で「公民館  有料」でヒットした内容を参考までにご紹介します。



平成20年第293回6月定例会-06月12日-03号 P.77 
(議員の質問)

(略)

6番目は、市立公民館についてです。
政策協定では、教育委員会でも、公民館と市民活動センターの連携が上げられ、市民ふれあい部でも同様の協定が結ばれています。公民館が地域の拠点であるという点では異存はありませんが、教育委員会としては、公民館が本来社会教育の拠点としての位置づけを持っていることも忘れてはならないことだと思います。
まちづくりや市民活動と重なるところはありますが、社会教育、生涯学習の拠点としての充実を図ることで、地域力や市民活動に寄与、貢献するという位置づけが必要であろうと考えます。
そこでお尋ねいたします。
市内にある公民館の使用状況について、18年、19年との比較を含めてお答え願います。
また、その事業費、管理運営費についてもお示し願います。
市立公民館は、市民活動の活性化のもとに無料化が図られました。利用者にとっては無料化はありがたい。しかし、市民にも負担を願うことで、ようやく有料化が図られた経緯を知る者にとっては、継続して無料化を行うことの検証が必要だと考えます。
利用者の適切な使用や公平性、ランニングコストの問題、公民館の補修や設備の改善などについて検証を重ねながら、もう一度有料化を検討する余地があるのではないかと考えます。
そこで伺います。
当局としては、使用料金無料化をどう評価しているのか、使用料、冷暖房費など、あるいは用途による一部有料化についての再検討はお考えにならないのか、見解をお示しください。

(略)



(市の答弁)
市立公民館への御質問についてお答えいたします。
まず、利用状況及び公民館を拠点としたまちづくりについてでございます。
まず、公民館の利用状況につきましては、平成18年度が53万1,793人、平成19年度が56万5,428人と多くの方に御利用いただきました。
また、まちづくりにつきましては、各公民館が核となり、地域のまちづくりを進めるため、自治会や各種団体などと公民館長、地域まちづくり担当職員が連携を図り、意見交換会を行います。そして、意見交換会を重ねながら、各種団体間等の連携づくりの支援に努めてまいります。このような取り組みを通して、住民主体のまちづくりを進めるための組織づくりへとつながるよう、支援をしてまいりたいと考えております。
続きまして、市立公民館の経費と無料化の方向についてということについて、お答え申し上げます。
平成18年度公民館使用料収入は、1,586万8,000円でございます。なお、平成18年度の管理の全体経費は1億7,922万3,000円、平成19年度の管理全体経費は1億6,180万9,000円となっており、1,741万4,000円の減少となっております。
また、事業費につきましては、平成18年度は525万3,000円、平成19年度は498万1,000円となっております。
使用料の無料化によりまして、新たな団体の利用も含め利用者が増加し、公民館を拠点とした触れ合い、つながりが広がりつつございます。今後も引き続き、使用料を無料化とし、生涯学習、まちづくりの拠点としてより多くの方に利用していただく公民館を目指します。



これによりますと去年の6月時点では、市は無料化を堅持していく方向で答弁されているようです。
この答弁から1年もたたないうちに有料化に方針が変ったとみられます。

この議員の質問内容を見ると、
三木市では、従来から、有料化がすでに定着していたにもかかわらず、無料化へ方向転換がなされ、その際に、十分な議論がされなかったのではないかと推測されます。


私個人の考えは、この議員が質問で述べられている公共施設の考え方(利用者負担の原則)と同じです。
施設を維持するには相当の費用を要するでしょうし、建物が古ければ古いほど維持補修にも多額の費用が必要になってくるでしょうから、やはり、使っている人と使っていない人が同じ条件で無料というのには合点がいきません。

また、市側の答弁では、無料化により利用者が増えているとしていますが、仮に、同じ人が何度も利用しても、延べ人数としてカウントされのですから、そのあたりの裏づけもとらないまま、単に利用者数だけをとらえて、市民活動が活発化したと言い切れるのかどうか···。かなり疑問です。


以前にも、このブログで触れたことがありますが、施設の無料化にしたから、市民活動が活発になるというものではないと思います。

市民にとっては安いに越したことはないでしょうが、やはり施設を維持するのには、それ相当のお金がいるわけですから、利用の頻度に応じた負担をするのが、利用しない市民との公平性の観点からも正しい方向性であると思っています。


いずれにしましても、当時、無料化にした判断が、今回の有料化への方向転換を余計にややこしくし、問題を複雑化しているのではないかと思っています。

市は、今回の有料化の説明責任だけでなく、当時の無料化に至った経緯についても説明責任を果たす義務があると思います。
そして、その当時の判断が仮に間違っていたのなら、潔く市民に対して謝罪する必要があると思います。

なぜなら、このように、わずか数年で二転三転してしまうブレこそが、「財政危機宣言」を誘発してしまう体質そのものだからです。
[PR]
by kkamoike | 2009-02-10 18:32 | Comments(2)

統合病院のあり方についてどれだけの議論がされてきたのだろうか

市議会議員のブログに揃って病院視察の報告があがっています。
報告1

報告2


議員個人の問題はさておき、市全体の意思決定に大きな疑問を感じずにはいられない内容です。
病院の統合問題は、三木市の将来を大きく左右する一大事業であるといっても過言ではありません。
既に統合病院の建設に合意した今になって、何を目的に視察へ行かれたのかいまひとつよくわかりません。
市民の一般的な感情はどうなのでしょうか?
私個人の見解としては、このような先進地視察は、構想段階で、あるいは意思決定する上で参考にできる情報を収集するために行くものではないのかと思っています。
それ以上に驚いたことは、この段になって、堂々と「今から方向性を検討する」と言われていることです。何を検討するというのでしょうか?


なぜ、もっと、統合が決まるまでに、市の中で喧々諤々の議論や勉強会がなされなかったのか。
一体、三木市は組織として、どのように政策の意思決定をしているのか。
どういうプロセスで重要な政策が決定されているのか。
本当に市の将来を左右する重要な政策についての議論が議員と市長の間でされているのか。
市が次々と繰り出す政策や、制度の見直しなども、きちんとした議論を経て決定されているのか。

このような記事をみると、三木の政治は本当に機能しているのか。
と、不安を感じずにはいられません。
[PR]
by kkamoike | 2009-02-09 21:33 | 三木市政 | Comments(7)

公共施設の有料化について

前回の続きです。
minminさんがご自身のブログに「三木市の公共施設の料金が有料化」という記事を書かれています。

私もきちんとした経緯を探し出すことはできませんでしたが、無料化になったたのは、現在の市長になってからで、平成19年に入ってからだそうです。
平成20年3月1日号別冊特集の8ページでは、無料化により、平成19年度の利用者数が対前年度比で4%増え、市民活動が活発化したと分析してあります。
これから見ると、当時、無料化に至った経緯が、行革よりも市民活動の活発化を優先しようという市の意図があったと推測されます。
今回、有料化にあらためて戻す理由として考えられるのは、
①無料化の実施によって市民活動が市の期待する水準程度まで活発になったから
②財政危機宣言で当初の目標であった市民活動の活発化よりも行革を優先する方向に舵を戻したから
のどちらかということになるのではないでしょうか。

しかしながら、①の場合、財政危機宣言を発した後の、時事通信社のインタビューにおいて、三木市の市民活動はまだまだ定着していないと市長自身が答えています。
そういうことから判断すると、やはり②になるのではないかと思います。


それにしても、このような市民に直接関係する内容をなぜもっと市民にわかりやすく、詳しく情報発信しないのでしょうか?
当時、無料化にした自らの判断ミスととられるのが嫌だからオープンにしないのでしょうか?
仮にそうだとすれば、退職金の件や産婦人科医誘致の失敗などと同様、市民への説明責任を果たすことよりも、自分のプライドを守ることばかりを考えている政治家だと思われてもしかたありません。
[PR]
by kkamoike | 2009-02-08 14:03 | 三木市政 | Comments(1)

minminさんのコメントに対する所感

minminさんから次のようなコメントをいただきました。

-----------------------------------------------------------

緑が丘公民館がまた有料になるという話を聞きました。
去年、無料にしたばかりではないか、素晴らしいことだ、と思っていました。
テニスコートも去年から土曜日の午前は子供たちに無料開放されています。料金もとても安く、確か平日1時間500円、土日祭日600円に。それまで倍ほどの値段でした。

>市民に対する補助金の見直しなどに着手したり、公共施設使用料の有料→無料化→有料化という二転三転の対応などを見ていると、この3年間、財政再建を本気で行う気があったのかどうか甚だ疑問です。

一般的には、というか、感想としては、市の広報もすごく丁寧になり、それなりに頑張っておられるのだというものですが、よくよく注意し、点検していけばそうでないのかも知れません。


>知らない間に、「退職金は受け取らない」という項目に改ざんされ、自己評価の欄には「○」が堂々と付けられている始末。

この辺のことをもう少し、分かりやすくというか、どこを見ればいいのか教えていただくと有り難いです。


私は、rfuruyaさんのブログから、このページにやってきましたが、

>「来年の市長選挙まで、いよいよあと1年」新しく選ばれるリーダーは、市民に対してあるべき方向性を示し、きちんとした説明責任を果たすことができる、そして、時代の変化のスピードに柔軟に対応できる人であってほしいものです。

全く同感です。選挙に参加したことはありません。選挙に責任を持って参加できるだけの情報、立候補者の考え、人となりをしっかり受け止めて投票できるようなシステムを望んでいるものです。武雄市市長の樋渡さんは、日々、ブログに書き込んで居られます。
三木市長もブログに挑戦されたような話は聞きましたが···。
市長だけでなく、市会議員の方が一体何を考え、何をされているのか何も見えないというか、伝わってきません。
今回の公共施設の有料化については、一体どんな話し合いが持たれたのでしょうか。
きっとどこかに有料化に至った経緯が説明されていると思いますが、ご存じないでしょうか。

-----------------------------------------------------------

以上がいただいたコメントの全文です。


minminさん、今回は、いろいろと手間を取らせてしまって、申し訳ありませんでした。
答えになっていない面があるかもしれませんが、コメントに対する私のお返事とさせていただきます。これからもコメントをいただければ嬉しいです。
では、ここからは、minminさんのコメントに対する所感も含めた返事を書かせていただきます。


市の業務は、ほとんどが、法律に則った業務であると思っています。
膨大な業務を滞りなく遂行することが当たり前の、いわばルーチン業務がほとんどだと思っています。
そんな状況の中で、市長独自の、特色ある政策が打ち出せるのはほんの一部分だけだと思っています。
言い換えれば、市のほとんどの業務は、政治家が現実的に機能しなくても、勝手に動いていく部分がほとんどなのかもしれませんね。
どの自治体も財政状況が厳しい中、特色ある政策を打ち出していくには限りがあると思っています。
ただし、そのような一つ一つの小さな業務の積み重ねを上手く繋ぎ合わせ、組織としてのパワーを最大限引き伸ばすのも、縮小させるのも、政治家の力量次第だと思います。

今、三木の広報紙は、特集がカラーで組まれ、見やすくなった反面、例えば、構想段階のものが、私たち市民に情報提供されることがよくありますが、そのような未確定のものを、決まってもない段階から、広く市民に知らせる必要があるのかどうか···
私には疑問です。
もっと、他に伝えなければならない情報はたくさんあるのではないのかと感じています。
例えば、minminさんが関心をお持ちの、市長の退職金のことや、公共施設の有料化への経緯、また、以前にもこのブログで取り上げた産婦人科医誘致で相手に支払ってしまった三千万円の件、広野幼稚園の複数年保育の経緯、結末など、詳しく知りたい情報は山ほどあるはずなのに、肝心の情報はほとんど市民に伝わってきていないように思うのです。
広報紙をはじめとした情報発信には、膨大な税金が注ぎ込まれていることを市長も議員も再認識するべきです。
また、市民ももっと情報発信に敏感にならないといけないでしょうし、情報の中身にももっと関心を持つ必要があるのかもしれません。


ちなみに、退職金にまつわる当初のマニフェストの内容は、広報みき平成18年2月号の特集に詳しく書かれてあるのですが、残念ながら、ホームページではその当時の内容を見ることはできなくなっているようです。
オンブズマン三木さんが、正しく表現しておられますので、そちらをご覧ください。
現在のマニフェストはこちらです。
[PR]
by kkamoike | 2009-02-05 19:02 | Comments(4)

「玄関づくり」は「顔づくり」

前回に引き続き、広報2月号の特集からです。
東の玄関と定義された「吉川」に引き続き、今度は、「別所」を西の玄関として整備していくという構想案が提示されています。
単純に考えて、「東」→「西」ときたら、次は「南」と「北」も玄関構想を考えられるのでしょうか?
しかし、一般的な家の場合、「玄関」は二世帯住宅でもない限り、1箇所しかありません。
「言葉尻をとらえるのはやめようよ・・・」と非難されるかもしれませんが、言葉を正しく使うことは、やはり大事だと思います。
特に公の場においては・・・


三木市を訪れる人たちは、車や電車、あるいは自転車、徒歩などの方法で、様々なルートから来られるでしょうが、それぞれのルートが「市に通じる道」という認識はあっても、「玄関」という意識は、おそらく持たれないと思います。
あえて「玄関」という言い方が馴染むとすれば、市役所への最寄駅と市役所や公共施設などが立ち並ぶシビック・ゾーンあたりでしょうか?
神戸なら市役所のある三宮駅界隈とか?


「市の玄関づくり」と「それぞれの地域の特色を活かしたまちづくり」とは根本的に違う気がします。
今回示された構想案は、「別所地域のまちおこしに向けた提案」であったとしても、「市の玄関づくり」という次元のものではない気がします。
「市の玄関(=顔)づくり」とは、もっと高い見地から市全体を見渡し、市のシンボルとなり得るものを考え、創り出すことではないのか・・・
少なくとも「各地域の特色を生かした顔づくり」とは違うと思います。


漠然とした表現しかできませんが、私は何となくそう感じています。
[PR]
by kkamoike | 2009-02-02 20:41 | Comments(3)

将来にわたって持続できる政策を考えることができるかどうか

あらばかりを探しているわけではないのですが···
広報紙の2月号に、新しい統合病院のへの交通アクセスについて、構想案が示されていました。

現在の三木市民病院もそうですが、新しい統合病院も、もちろん急性期病院を目指しているはずであり、単に風邪を引いたときに施すような治療などは行わないというのが原則だと思っています。
となると、新しい統合病院は、基本的に、救急患者か、かかりつけ医から紹介をうけた患者、あるいは専門的な治療が必要な患者が利用する病院ということになるはずです。

そのような経営方針の病院を目指す中で、それぞれの路線を走るバスを利用する患者がどれぐらいいると予想しているのでしょうか。
このような、ある意味、特殊な病院に行く目的だけのバス路線だと、利用範囲も限られますし、採算の面でも効率が悪くなる気がするのです。(それ以前に、もっと日常的に利用する施設への、バス路線の充実を優先してほしいという思いもあります。)
それでも医療を守るという観点からは、現在のみっきぃバスに求められる採算性のようなものは度外視して、仮に大幅な赤字が出続けようとも、1日に何人乗るのかもわからないバスを、何本も走らせるというのでしょうか。
そのあたりの乗客や必要経費の見込みなど、運行路線決定にあたっての方向性も今回の特集では示されていません。

どの地域からも、どの路線からも、病院へのアクセスが便利になるに越したことはありません。
しかし、そんな余裕が、財政危機宣言を発している市のどこにあるというのでしょうか?
結局、このプランも絵に描いた餅に終わってしまう、そんな気がしてなりません。
ていうよりも、もっと現実的な視点に立って物事を考えないと、お金なんていくらあっても足りないと思います。


翻って、小野市を見た時に、今、市役所を中心としたゾーン~図書館、エクラ、数年後にできるホテル~ゆぴか温泉 という主要施設と各地域を結ぶ路線が充実しており、その規定のルートの中に今回の新病院もそのまま入るというイメージになっているはずです。
このように、公共施設の一体的な運営、効率のよい行政システムを考え出すことが、そのまま市民サービスの向上にもつながっていくわけです。
小野市のようにトータル的な観点からあらゆる取組を結ぶ考え方がないと、いつまでたっても財政危機宣言を発した状況からは抜け出せないと思います。


選挙まであと1年。みんなに対し、その場しのぎで、いい顔ができるアドバルーンをあげることばかり考えるのではなく、将来にわたって持続できる(無理のない)政策を考え出し、場合によっては、市の考えを地道に市民に説明し、納得してもらうように持っていくことが政治家としての役割であり、使命なのだと思います。
[PR]
by kkamoike | 2009-02-01 14:36 | Comments(0)