どうぶつのつぶや記

カテゴリ:三木市政( 122 )

給与カット、これも『手段』であり『目的』ではありません

前回の記事でこんなことを書きました。
(前回の記事の内容)
統合病院建設の総事業費130億円~200億円だそうです。
費用の面で合意した割には、かなりのドンブリ勘定といいますか、上下幅ありすぎるような気がしないでもないのですが、とても全国初の「財政危機宣言」を発した自治体とは思えないくらい大胆な行動です。
これでは、給与カットされる職員の方たちもたまったものではないでしょうね。
自分達の削減された給与によって捻出された財源が湯水の如く、しかも中身もしっかりと示されないまま使われるとあっては、モチベーションも下がるわけです。
我々市民にしてみても、病院は必要なものだからいくらかかってもしょうがないなどと悠長なことを言っている場合ではありません。


これに対し、
三木市民さんからこんなコメントをいただきました。
(三木市民さんからのコメント内容)
公務員の給与カットを比較にだすのは話が違うと思います。
折角の良い内容が···市民目線から遠のきます。

さらに、三木市民さんからのコメントに対し私の思いをこんなふうに述べさせていただきました。
(私のコメント内容)
三木市民さま
コメントをいただき、ありがとうございました。
病院統合(病院経営)の話に職員の方たちの給与カットを持ち出すのは筋違いではないかというご意見、確かに私自身も日頃からそのとおりだと思っていますし、このブログにも以前、その考えはおかしいと書いたことがあります。
にもかかわらず、今回、あえて給与カットを持ち出したのは、今回の財政危機宣言の発端が病院経営の失敗であり、その具体的な解決方法が、病院経営の抜本的な改革には踏み込むことなく、職員の方たちの給与カットのみに頼る安易な姿勢しか見せていないことに対する反論の意味も込めて、皮肉の意味も込めて書かせていただきました。
今回の記事でお感じになったことと同様、置き換えれば、市長のやっていることも、結果、筋違いのことをされていることとなり、支持率アップを狙った市民受けはあっても、市民目線とはならないのではないでしょうか。
少々ムキになってしまった感があり、大変失礼しましたが、これに懲りず、また率直な感想をどんどんとぶつけていただければありがたいです。
あらためて市民目線の記事となるよう心掛けてまいりますので、今後ともよろしくお願いします



コメントを書いた後、自分自身、少々投げやりといいますか、乱暴なイメージのコメントを、思いつくまま書いてしまったような気がしてずっと引っかかっていました。
それは、私自身の考え方がうまく整理できていなかったのが原因なのかもしれません。
···ということで、前置きが長くなりましたが、今回の記事の内容は、昨日からもやもやしていたものを少しでもすっきりさせるために、今、自分で思うことを、三木市民さんへの再度のコメントという意味も含めて書いてみたいと思います。

給与カットとは、
ある目的を達成するための、「財源配分」という手段の一つだと思っています。
それは、市長や議員も含めた市で働く全ての方の給与がカットされたからといっても、私たちの税金が安くなるわけでも、還付されるわけではなく、別の用途に回されるからです。
以前にも『「手段」と「目的」を取り違えるな』という記事をアップしましたが、この給与カットについてももちろん、「手段」であって「目的」ではありません。
「給与」であれ、「建設事業費」であれ、私たちが支払った税金であるのに違いないわけで、大事なことは、どんな用途であっても、支払った税金が、きちんと適正に使われているかどうかということです。
「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、給与カットを議論する際、給与カットそのものの是非を議論することはもちろん大事なことですが、それ以上に大事なことは、カットした分の使い道や使い方をどうするのか、適正に執行していくにはどういうことに気をつけていけばいいのか、克服すべき点は何なのかといったことについて、しっかりとした議論をしておく必要があるということです。


「給与として支払っても、どうせ適正な使われ方などされるはずがない」
「病院建設事業だから適正な使われ方がされるはず」
といった、このような根拠のない思い込みは非常に危険です。
念のため言っておきますが、私は、決して給与カットに反対しているわけではありません。
本当に、どうにもならない状況であるなら、そんなことを言っている場合ではないということぐらいは十分承知しています。
今回の継続審議の件に関しても、市長が職員組合と話し合いをし、双方が納得しさえすれば、これほど大層に騒ぎ立てるほどの問題ではないはずです。
単に市長としての交渉能力、説得させる力がないだけのことなのに、議会に責任を押し付けるなどもってのほかです。
そして何より、私は、給与カットそのものが許せないのではなく、問題の核心から目をそらし、その場限りの給与カットで三木市の将来を左右する大問題を先送りしようとする姑息で怠慢な姿勢が許せないのです。


繰り返しになりますが、
給与カットした分が、最終的に、どのような目的でどのような内容に使われるのか、そのことを一番に考えなければなりません。
なぜなら、市民目線から見れば、どちらの用途に使われる財源も私たちから支払われている税金に何ら変わりはないからです。


病院の問題に真正面から向き合うことなく、危機に陥った病院経営をそのまま維持していくために必要な財源を捻出する目的で給与カットを行ったところで、
抜本的な見直しをしないまま、いくら税金(財源)をそっちに回したところで、何の解決にもならないのです。
そのことを、私たち市民もそろそろ気づき、注視し、声をあげていく必要があるのではないでしょうか。
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by kkamoike | 2009-05-30 08:35 | 三木市政

50億円の行方と・・・

建設費用の負担均等に 三木、小野統合病院(神戸新聞)
三木、小野市が計画する市民病院統合で、両市は二十五日、新病院建設の費用を原則的に両市で均等負担する、と発表した。人口は三木市が多いが、小野市内で建設することなどを考慮した。病院建設協議会設置が遅れたため、開業目標を当初の二〇一三年四月から、同年十月に半年間延期する方針も明らかにした。
神戸大も参加した第一回協議会が二十四日に開かれたことを受け、両市の市長が会見した。
人口は三木市が約八万人、小野市は約五万人で、統合病院は小野市内に建設する予定。それらを総合的に判断し、均等負担とした。
総事業費は、計画では約百三十億円だが、今後の協議で病床数(計画は四百床)の増加などが浮上すれば、百三十億円-二百億円程度に膨らむ可能性もあるとした。
協議会は当初、昨年末から今年一月の開催を予定していたが、費用負担を含めた両市の協議や、神戸大の人選に時間がかかったため、五カ月ほど設置が遅れた。
今後は、今年十一月に基本計画を策定、二〇一〇年二月にも一部事務組合を設立し、作業を進める。
三木市の薮本吉秀市長は「今後の自治体病院のあり方を左右する事業。絶対に成功させなければならない」と強調。小野市の蓬莱務市長は「将来を考え、長期的な視点で取り組んでいきたい」と話していた。


三木·小野市民病院統合構想:事業費は均等割り、両市合意 /兵庫(毎日新聞)
◇11月めどに基本計画
三木市と小野市の市民病院統合計画で、薮本吉秀·三木市長と蓬莱務·小野市長は25日、三木市役所で会見し、事業費は均等割りで合意したことを明らかにした。診療規模は400床(事業費約130億円)~500床(同200億円)で、11月をめどに基本計画を策定する。
費用の負担割合は▽均等割り▽人口割り▽所在地割り(建設地)で検討。人口は三木市が多く、建設地は小野市となるが、「将来の地域医療を考えて一緒に建設する」との考えから均等割りとした。
統合病院計画は、神戸大医学部が提案して昨年11月に両市が合意。従来のように自治体が病院を建設し、大学が医師を派遣するのではなく、高度医療や専門医の養成ができる医学部付属病院の機能を備えた「北播磨総合医療センター」を目指している。
両市は今月24日に統合病院建設協議会(会長、坪田紀明·兵庫医科大客員教授、11人)を設立。神戸大医学部付属病院副院長ら同協議会のオブザーバー2人と、医学部教授ら8人による「ワーキンググループ」の意見を聞きながら基本計画をまとめる。開院時期は当初予定の2013年春から半年遅れの同年秋を目標にしている。


今回は、関連記事の全文を掲載させていただきました。
ふむ、統合病院建設の総事業費130億円~200億円だそうです。
費用の面で合意した割には、かなりのドンブリ勘定といいますか、上下幅ありすぎるような気がしないでもないのですが、とても全国初の「財政危機宣言」を発した自治体とは思えないくらい大胆な行動です。


これでは、給与カットされる職員の方たちもたまったものではないでしょうね。
自分達の削減された給与によって捻出された財源が湯水の如く、しかも中身もしっかりと示されないまま使われるとあっては、モチベーションも下がるわけです。
我々市民にしてみても、病院は必要なものだからいくらかかってもしょうがないなどと悠長なことを言っている場合ではありません。


それにしても、行政が発信する情報と、市民が必要とする情報は、かならずしも一致しないものだと日ごろから所々で感じているわけですが、特に、今回の統合病院に関する情報は、発表当初から内容といいタイミングといい、チグハグしているような、そんな気がします。
まぁ、いろいろと水面下でこそこそとやってきたようなものですので、しょうがないと言えばしょうがないわけですが。


さて、本題にもどりましょう。
統合病院の建設事業費ですが、当初発表した資料では、総事業費は130億円でした。その内訳の中で、建物の積算が80億円(400床×@2000万円)となっていました。
今回、500床で200億円になる可能性もあるということですが、仮に1床あたりの単価が同じだとすれば、単純計算で見積もっても20億円の増加となります。
では、残る50億円は一体何に使われるのでしょうか?
建物のグレードを上げるつもりなのか、はたまた、当初の見込み誤りなのか、それとも、大学に言われるがまま費用のかかる最新鋭の医療機器を揃えないと手を引くよなんて言われちゃったのか···。
冗談はさておき、いずれにしても、はっきりとした説明はないままです。


そしてもう一つ、気がかりなことがあります。
それは、病院完成後の維持費の費用負担です。
現在の市民病院は年間20億円もの赤字が出ていたと記憶しています。
医師不足が原因とはいえ、今後、バラ色の計画で赤字から黒字に転換すればいいのですが、そんな保障はどこにもありません。
建設費の負担をどうするかを決めることも大事なことですが、将来どのような負担割合で病院事業を小野市と一緒に進めていくのか、そのことに関してもきっちりとした合意を今のうちから取りあわせておくことが、大事業を進める為政者の役目であると思うのですが。


(追記)
今回の記事、雑感日記で取り上げてきださいました。
さすがです。
説得力抜群です。
「無茶苦茶な計画?」
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by kkamoike | 2009-05-28 21:20 | 三木市政

アンケートと議会の審議

前回の続きです。
アンケート結果の捉え方は、人それぞれ異なるでしょうが、アンケートの実施にあたっては、対象者の選定方法などいろいろな面で偏りがないようにしなければなりません。
とりわけ質問の内容に偏りがないというのが大前提となります。


例えば、
「公共施設の無料化」について賛成か反対かを聞くとしましょう。
同じことを聞くのでも、設問の表現の仕方によって、その判断は異なってきます。

(設問1)
公共施設を全て無料化することに賛成ですか?反対ですか?
(設問2)
公共施設を全て無料化にした場合、他のサービスにしわ寄せが来たり、施設を使用する人、しない人との間に不公平感が生じるなどの問題が指摘されていますが、公共施設を全て無料化することに賛成ですか?反対ですか?

いかがですか?
当たり前の話ですが、(設問1)の内容なら、そのことによって生じるであろう不都合な点や問題点などに気づかなければ、だいたいの人は、賛成に「○」を入れるのではないでしょうか。
今回のアンケートで決定的に抜け落ちているのは、(設問2)で表現されているようなマイナス部分(=問題点)もひっくるめた事の詳細がありのままに説明されていないということです。


このように、正しい判断をする上で必要な情報を隠したままの状態で得られたアンケート結果が、はたして、本当に正しい「民意」といえるのかどうか···。
単なる市民の「願望」を「願望」のまま置き留めるのではなく、直面する現実の問題をきっちり伝え、その上で冷静な正しい選択をしてもらう。
そのようなプロセスを経て得られた結果こそ、本当の意味での「民意」だと私は思うのです。


そして、議会で審議すべきことは、このような欠点まみれのアンケートによる「賛成」、「反対」の割合の検証に終始することではなく、政策自体があらゆるケースにも耐え得る内容なのかどうかを徹底的に検証することだと思います。
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by kkamoike | 2009-05-22 19:33 | 三木市政

市長は議員という存在を貶めるな!議員は自らの活動で得た「民意」を信じ議決に反映すべし!

6月議会から、会派の構成が変わるそうです。
いろいろな思惑があってのことだと思いますが、政策の判断にあたっては、くれぐれも会派を優先するあまり自らの判断を歪めてしまうのではなく、最後まで自らの政治信念を貫く姿勢を見せていただきたいものです。会派や政党のつまらない面子にこだわった判断ではなく、冷静に「民意」をとらえ、議員一人一人の良識に基づいた行動を期待したいものです。


以前、当ブログに前回の議会で否決された案件に関する市民アンケートが実施されているとの情報をいただき、その内容をファイルで提供していただきました。
市長は何を勘違いしておられるのかわかりませんが、おそらく議会で認められなかった案件を市民アンケートを実施することによって、その結果を「民意」とみなし、その結果如何によっては、議会に無理やり承認させようという魂胆なのでしょう。
これは3月議会の閉会のあいさつの内容、そして、先日の広報みき5月号特集、シンポジウムのビラに書かれてある内容とアンケートの中身を比較しても明らかです。


しかし、アンケートの結果はあくまでアンケートの結果でしかありません。
なぜなら、議会制民主主義の下では、無作為のアンケートによって市の重要事項を議決するシステムはないからです。
もしそんなことがまかり通るのなら、議員など一人もいらないわけです。
この辺のことについては、もし市長の論法に異を唱えられない議員がいらっしゃるのなら、即、議員を辞職していただかなければなりません。


もう一つ、これは、以前にも当ブログで申し上げたことですが、議員の方たちは、提案された内容の是非を判断するためにあらゆる関係者や機関からの聞き取りや独自調査を行っているのです。
そこで得た情報量というのは、素人である私たち市民よりも圧倒的に多いのです。
それらの活動によって得た情報と、これまで蓄えた知識と経験に基づき、政策の本質や問題点、真の「民意」などがどこにあるのかを見極め、適切で、良識ある判断を下すことこそが議員の仕事であるはずです。
そして、我々市民は、それらの崇高な権限を持った議員を選挙で選び、わざわざ高い報酬を支払っているのです。


次回は、アンケートの結果の捉え方、議会で本来議論すべきことについて書いてみたいと思います。
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by kkamoike | 2009-05-21 22:45 | 三木市政

「未来」に対して責任を持つということ(続き)

前回の記事に対して、市民2様から多くのご意見、資料提供をいただきました。
rfuruya様からも「病院問題は、三木市の将来を大きく左右する大問題である」いうコメントもいただきましたが、この問題については、以前からもご自身のブログで事の本質に深く切り込んでおられます。
三木の市会議員の方に
民間移譲こそ最善の策

病院の統合が合意されるまでの間、三木市の地域医療がどういう状況になっているのか、将来の地域医療がどうあるべきか、その上でどう地域医療体制を構築していかなければならないのかなどについて、どれだけ市民を巻き込んだ真剣な議論がなされたのでしょうか。
市民2様がおっしゃるように、昔と今とでは、市民が市民病院に期待するものも、市民病院自体の役割も違ってきているのは間違いないと思います。
そして、医師不足をはじめとした公立病院が直面する厳しい状況は、三木市民病院だけに限ったことではなく、多くの公立病院にもあてはまることです。
さらに、統合病院が北播磨南部の拠点となるのであれば、三木市だけでなく、もっと広い見地から、広域の地域医療についての議論があってしかるべきではないかと思うのです。しかし、現実は、三木市も小野市もそのことについての具体的なことは触れず、沈黙を守ったままです。


生活圏の拡大や医療を取り巻く環境などが目まぐるしく変化しているにもかかわらず、導かれた結論は、三木市民病院と小野市民病院の統合という単純なスタイル、しかも神戸大学に丸投げともとれる他人任せの姿勢とあっては、結局、誰のための市民病院なのかと考えてしまいます。
まるで、『箱物は市で建ててください。あとはいいように使わせていただきます』
と言わんばかりの雰囲気を感じるのですが、このようなやり方と民間による病院経営と変わらない、いや場合によっては、民間のほうが自浄努力作用が働くだけましなんじゃないの?と私などは思ったりするのです。


三木市の場合、各地域に病院統合の説明にまわったと言っていますが、これも市民2様が指摘されるとおり、本来は、小野市との協議、交渉に入る前に行うのが、議員に対しても、市民に対しても筋であって、話し合べきう中身もまた統合を前提としたものではなく、先ずはこれからの地域医療を模索する場にする必要があったのだと思います。
統合を前提とした説明など、市民に対し説明をしたという既成事実を作るためだけのものでしかありません。


まぁ、いつもの姑息な手段、常套手段と言ってしまえばそれまでなのですが・・・
任期中に結果を出したいという「はやる気持ち」もわからないではないですが、やるからにはきちんとしたプロセス、合意を取り付けていただいてから進めていただきたいものです。
自作自演の「財政危機宣言」をだしにした、行き当たりばったりでこのような大事業を勝手に進められても将来の子どもたちにとってはいい迷惑なだけです。
なぜなら、計画性のなさと焦りから生じる様々な問題の後始末は、すべて未来の世代が尻拭いをしなければならないからです。
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by kkamoike | 2009-05-19 20:26 | 三木市政

「未来」に対して責任を持つということ

先日の記事に対して、市民2様から医療問題に関する詳しい資料1資料2とコメントをいただきました。
(興味のある方はご覧になってください。)
それにしても、市民(医療を受ける側)にとって「医療」という問題は、身近で一番関心の深い問題であるにもかかわらず、恐ろしいぐらい、他人任せというか、自分で決めたくても決められないというか、口を挟んだり、入り込む余地のない「聖域」のようです。
ただし、崩壊寸前の状態でも現状を維持しようとする動きには好意的に受け止められる傾向があるのに対し、現状を変えようとしたり、今まであったものを無くそうとしたりすることについては、大きな反発を招きます。
だから、三木市の場合も一連の病院問題については、武雄市をはじめとした抜本的な改革に着手した事例とは対象的に、「行政に一任!」といった安易な流れ、他人任せな雰囲気を作っているのかもしれません。


市民2様からの資料を拝見させていただき、病院統合の必要性に関しての説明責任がまだまだ不十分だということを改めて実感しました。
また、資料でも指摘されていますが、医療機関側の見地に立った必要性ばかりを強調するのではなく、市民の側(医療を受ける側)に立った必要性も十分考慮しなければならないと感じました。
さらには、地域医療を見据えた中での統合病院の存在意義とその役割、民間病院との連携、その特色の違いなどももっと明確に示すべきです。
そうでないと、市民2様がおっしゃるように、「わざわざ統合病院をつくらなくても、機能的には、今ある民間病院で十分賄えるんじゃないの?」という、未だ多くの市民が疑問に感じていることに対する答にはなっていない気がします。
この点をうやむやにしたまま、統合が進んでしまっては、三木市の将来が本当に取り返しのつかない状況になってしまう気がします。

今からでも、
①現在の病院経営に一定の限界ライン(存続·廃止·規模見直しなどの目安となるライン)を設ける
②病院統合を白紙に戻し、前述で指摘したような不都合な内容も含めた全ての情報を市民に公開し、その必要性の有無を問う
以上の2点について、市に対し求めていくことは無理な話なのでしょうか?
つまらない内容で市民アンケートを実施し、税金を無駄に遣うくらいなら、この内容こそ、全世帯アンケートで実施するなり、住民投票を行うなりして、今の世代が責任を持って白黒をはっきりつけるべき内容だと思うのです。
このままでは、三木市の将来が、本当に心配です。


昨日の記事にも書きましたが、「時の為政者」による判断が誤っていたとしても、その損失は為政者がいなくなった後も、市民の肩にかかってくることとなり、子供や孫へと受け継がれていくのです。
それだけ「時の為政者」による判断はとてつもなく重いということです。
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by kkamoike | 2009-05-14 18:46 | 三木市政

「手段」と「目的」を取り違えるな

前回の記事の続きです。伊関友伸さんのブログでは、夕張に赴任した後の村上智彦さんの活動の足跡が詳しく紹介されています。
地域医療を考えるヒントもいっぱいつまっています。


病院経営をはじめとした医療問題については、三木も夕張に負けず劣らず破綻寸前の危機的状況のはずですが、なぜか夕張ほどの切羽詰った危機感は伝わってきません。
市民からすれば、市内はもちろん、三木市周辺に多くの医療機関が存在するということもあるのかもしれません。
それにしても、これだけ市政の根幹を揺るがす大問題にもかかわらず、表立って議論されているのは、人件費のカットだけ···
本当に大丈夫なのでしょうか?
統合の問題にしてもいまひとつ市民の関心が高まらないのは、神戸大学に丸投げしている印象が強いからなのでしょうか?


前々回の記事のコメント欄には、三木と小野との統合を進めて来た中心人物である神戸大学の関係者が新県立加古川病院の院長になるとの噂があり、医師の確保がままならなくなるのではないかという懸念が広まっているという情報を市民2様からいただきました。
あくまで噂のようですが、頼りにしているとはいえ、一個人がいなくなることで統合病院における医師の確保が危ぶまれているとすれば、その程度の関係しか築けていないことのほうが問題だといわざるを得ません。
ふむ、いろんな意味で、非常に心配です。


今の段階でいえば、三木小野統合病院の件も、昨日、樋渡さんがご自身のブログで指摘しておられた、民主党の小沢代表辞任に大義名分がないとおっしゃっていることとよく似てるな~と思うのです。
次元が違うとお叱りを受けるかもしれませんが···
『政権交代の実現は、手段であって、目的ではない』と、樋渡さんはおっしゃっておられます。
『病院統合の実現もまた、手段であって目的ではない』ことを、市は今一度、肝に銘じ、今こそ市民を巻き込んだ目に見える形の議論を重ねていく必要があるのではないのでしょうか。
しかし、今のように「統合」ありきで物事が進んでいるようでは、大義名分の中身がさみしくなるのも無理はないのかもしれませんが···。


将来、子や孫の世代にとって負の遺産とならないことを祈るばかりです。
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by kkamoike | 2009-05-12 19:18 | 三木市政

三木市の危機管理は本当に大丈夫なのでしょうか?

5月3日の朝刊に、「新型インフルエンザについて」のチラシが入っていました。
チラシを使って市民に周知したいのであれば、誤解のないように、わかりやすく、丁寧に伝えていただきたいものです。
内容は
①相談窓口
②三木市民病院の対応
③感染防止
となっているのですが、
私がわからなかったところ、不安に感じた点は②の表現です。

2.市民病院の対応
 新型インフルエンザの疑いのある方は別の場所で診療しますので、安心してご利用ください。
 なお、連休の間も通常の救急診療は行っております。


と書かれてあるのですが、
『別のところ』とは何処なのでしょうか?
『安心してご利用ください。』は、新型インフルエンザの疑いのある患者に対して言われているのか、それとも、通常の患者や利用者に言われているのでしょうか?
この表現では、疑いのある方も安心して三木市民病院を利用してもらって結構ですと受け取る方がいらっしゃるかもしれません。
このチラシのタイトルが「新型インフルエンザについて」ということならそのように解釈する方がいらっしゃってもおかしくないでしょう。


私が当初認識していた、国や県からの情報では、
疑いのある人は直接病院などの医療機関には行かずに、まず保健所に電話して、指定されている発熱外来に行く指示を受けてから行動するものだと記憶していたのですが・・・。
それとも、私が知らないうちに取り扱いが変わったのでしょうか?
いすれにしても、この表現では、一般外来に行った人たちが新型インフルエンザに感染するようなことはないのか心配でなりません。


ちなみにお隣の小野市ではこんなふう書いてあります。

新型インフルエンザが発生しています。新型インフルエンザの感染を心配している方は、24時間対応の『加東健康福祉事務所』(TEL0795-42-6287)へまず電話してください。
新型インフルエンザの感染が疑われる人は以下のとおりです。
1. 海外から帰国後10日以内に発熱(38度以上)、咳、関節痛などのインフルエンザ様症状のある方
2. 国内で新型インフルエンザが発生した時は、その患者様と直接接触後10日以内にインフルエンザ様症状が出た方も対象になります。
事前連絡なく医療機関内に入ることは、感染の拡大につながるため絶対お避けください。当院は新型インフルエンザ診療に関する協力医療機関になっています。加東健康福祉事務所からご紹介いただいた患者様について診療を行います。



疑いのある患者がどう行動すればいいのか、国や県の指針を市民に対し忠実に伝えることすらできていないのは、非常に問題です。
まずは必要な情報を的確に伝えることが、危機管理への第一歩だと思うのですが。
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by kkamoike | 2009-05-03 17:21 | 三木市政

このままでは···

広報みき5月号が届きました。
馴れというのは怖いものですね。
内容については、「また出た···」の一言です。
アンケートや個別に配布したビラなどの中身を見てきただけに、特に大きな驚きも怒りもありません。
ただ、ここまでくると、あきれてモノが言えないというか、何ともいえないくらい悲しい気持ちになります。
どうせなら『(人件費を)カットできなくした議員』などと遠まわしな表現などせずに、自分が普段思っていること、勝手に被害妄想していることなどを正直に表現すればよかったのにと思いました。例えば、『自分のやることをいつも邪魔する議員』とか、『自分のことを嫌っている議員』といった具合に、みんなを笑わせるくらいのジョークをかましてもらいたかったです。


冗談はさておき、これほど一人ひとりの主張が、時の権力者によって否定されたり、強制されたりする環境というのは、本当に恐ろしいことです。
こんなくだらない記事を作る暇があったら、もっと他にやるべきことをしっかりやってくださいと、私なんかは思うわけです。私からしてみれば、これこそ、税金の無駄遣いの極みです。
広報紙面のコストは言うまでもなく、仕事の進め方自体もです。
物事を進める場合、ある程度の紆余曲折、山あり谷ありといった部分は付き物です。
すんなりいかない場合のほうが多いのではないでしょうか。
それをいちいち面倒だと思ってしまっては、その時点で全てが止まってしまいますし、相手との溝は深まるばかりです。そして、目標とするゴールは遠くなる一方です。
物事の進め方によっては、難無くクリアできる問題でも、やり方を間違えると問題の糸は複雑に絡んでいくばかりなのです。
議会との馴れ合いなど、ノーチェックで物事が進んでいくのも問題ですが、トップのワンマンに対し、イエスマンばかりで、誰も異議を唱えることもなく同じ方向に進んでいくほうがもっと恐ろしいです。
いずれにしても、今、こうしている間にも大事な時間は、刻一刻と流れています。
相手に納得して貰える状況を一刻も早く作り出す、合意を得るための調整を惜しまず、議論を重ね、場合によっては西に東にに奔走することこそが、今、市長に求められる役割なのではないのでしょうか。脅迫まがいの行為で一方的に合意を取り付けようとするなどもってのほかです。


今回の件は、提案の内容はもちろん、これまでの経緯やプロセスが不十分だから、「継続審議」や「否決」となっているのです。
一個人が好きとか嫌いとかの低レベルな理由から反対しているわけではないのです。
しかし、残念ながら、今月の広報では、そのことが全く理解できていないばかりか、輪をかけて幼稚な考えのもと無意味に相手を攻撃するという呆れ返るほどの行為、そして、「相手が悪い」と一方的に決め付ける利己的、自己中心的な認識しか見えてきません。
問題の本質には一切触れることなく、自分の都合の良い部分だけをひたすらクローズアップする。
そこには、自分に調整する努力が足りなかったとか、説明が不十分だったとか、配慮が足りなかったなど、自分の至らなさを謙虚に受け止める姿勢が全く感じられません。
市民に伝えるべきことの根本を見間違えてしまっているのか。
あるいは、知っていてあえて目を逸らしているのか。
いずれにしても、市民を欺いていることに違いはありません。


三木市を良くしていこうという気持ちが本当にあるのなら、このような喧嘩を売る行為ではなく、もっとほかにやり方があるはずです。
自分と意見が異なるからといって、その人が三木市のことを考えていないわけではないということ。
みんな何かしらの理由があって判断しているのだということ。
みんな三木市のことを真剣に考えているのだということなど。
相手の立場を尊重し、相手の言い分にも耳を傾ける姿勢をトップリーダーが持てないようでは、三木市に明るい未来や展望などあったものではありません。
そこには市民の目線に立った市政運営とは程遠い、エゴと欺瞞に満ちた醜い市政運営の姿しか見えてきません。


このままでは···。
三木市の将来はどうなっていくのか?
市民の気持ちをこれほどまでに不安に陥れ、不愉快な気分にさせる広報の内容とは一体何なのでしょうか?
私には、市民不在の市政運営、そしてそれを擁護するための広報にしか見えません。
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by kkamoike | 2009-05-01 22:40 | 三木市政

アンケートについて

前回の記事に対して市民2様からコメントと情報提供をいただきました。
ありがとうございました。
そして、アンケートの様式をそのままフォトアルバムでアップしていただきました。
内容といえば···
正直、そんなことを市民に聞いてどうするの?という感じを受けました。
圧倒的な情報量を持つ議員の方たちが、いろいろな側面から総合的に判断した結果が、否決、継続審議ということなのです。
素人の私たち、まして、アンケートに書かれているような大衆受けのする、耳障りのいい言葉ばかりの上辺だけの情報で、良いか悪いかを答えろといわれても、まず正しい判断はできません。
まぁ、市長の心はといえば···
市民2様がコメントで述べておられるとおりだと私も感じているのですが、それにしても、今回のアンケートも、相変わらず、巧みに論点がすりかえられています。


まず、そもそも継続審議となった理由は、市長と職員組合との話し合いが十分にできていないからだったんじゃなかったのでしょうか。
それなのに、議会で否決されたから改革が進まないと言わんばかりの書きぶりです。
私から言わせれば、組織のトップとして、きっちり職員の方たちと向き合って話をつけるのが、市長(あなた)の仕事じゃないのですか?
市民の声をアンケートで聞いたり、議会を悪者に仕立て上げたりするのではなく、とっとと自分が話をつければいいだけのことじゃないのですか?議会は反対とは言っていないはずです。ちゃんと話をつけなさいと言っておられるだけなのではないのですか?
もう削減しか方法がないんでしょ?
それができないのは、あなたが長としての仕事ができていないというだけのことじゃないのですか?
って感じなのですが···。(あ~、疲れた)


もう一つは、職員の皆さんの給与カットについてです。
アンケートの設問にも書いてあるように、いつの間にやら公務員の給与が民間よりも7%高いからカットが必要だという恒久的削減ともとれる話になっています。
これも、そもそもは、期間限定で、病院経営を立て直すために必要な財源として導かれたカットの率であったと思うのですが、それが知らず知らずのうちに民間との対比で給料が高いからカットするという話にすり替えられています。
まぁ、これも有権者を味方につける選挙対策用のパフォーマンスにすぎないと私なんかは思う訳ですが、一般的に民間の平均給料の積算に用いられているのは、いわゆるブルーカラーの従業員の分も含まれているのですが、今回のアンケートに示されている数値の根拠が同じ条件であるとしたら、ホワイトカラーのみを対象としている公務員の平均給料より低いのは当たり前なわけです。その辺の数値の出所をはっきりさせないままの設問では意味がないんじゃないのですか?と言いたいです。

ただ、以前からもこのブログコメントで述べているように、人件費の削減が間違っているとはいいませんが、構造的な問題を解決しないまま、人件費の削減だけに頼る今の改革手法は大いに疑問であり、危険です。
今のままだと、来年以降も、さらに○%、その次もさらに○%と際限なく削減していかなければならない状況が続いていくような気がするからです。
臭いものに蓋をしたまま、臭いのもとを絶たずに、誰にでもできる一番簡単な方法で解決しようとする···
でもそれは、解決できているようで、実は何も解決できないのです。
問題の先送りでしかありません。


長い目で働く人のモチベーションや組織力のことを考えた場合でも、全ての手を尽くし、それでもなお解決できないときに、一番最後の最後に手をつけるのが「人」、「人件費」の削減であると私は思っています。
改革に着手するアプローチの仕方によって、リーダー(市長や議員の方たち)に問題の本質が見えているのかどうか、本当の改革を断行する気があるのかどうかがよくわかります。
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by kkamoike | 2009-04-23 18:18 | 三木市政