どうぶつのつぶや記

50億円の行方と・・・

建設費用の負担均等に 三木、小野統合病院(神戸新聞)
三木、小野市が計画する市民病院統合で、両市は二十五日、新病院建設の費用を原則的に両市で均等負担する、と発表した。人口は三木市が多いが、小野市内で建設することなどを考慮した。病院建設協議会設置が遅れたため、開業目標を当初の二〇一三年四月から、同年十月に半年間延期する方針も明らかにした。
神戸大も参加した第一回協議会が二十四日に開かれたことを受け、両市の市長が会見した。
人口は三木市が約八万人、小野市は約五万人で、統合病院は小野市内に建設する予定。それらを総合的に判断し、均等負担とした。
総事業費は、計画では約百三十億円だが、今後の協議で病床数(計画は四百床)の増加などが浮上すれば、百三十億円-二百億円程度に膨らむ可能性もあるとした。
協議会は当初、昨年末から今年一月の開催を予定していたが、費用負担を含めた両市の協議や、神戸大の人選に時間がかかったため、五カ月ほど設置が遅れた。
今後は、今年十一月に基本計画を策定、二〇一〇年二月にも一部事務組合を設立し、作業を進める。
三木市の薮本吉秀市長は「今後の自治体病院のあり方を左右する事業。絶対に成功させなければならない」と強調。小野市の蓬莱務市長は「将来を考え、長期的な視点で取り組んでいきたい」と話していた。


三木·小野市民病院統合構想:事業費は均等割り、両市合意 /兵庫(毎日新聞)
◇11月めどに基本計画
三木市と小野市の市民病院統合計画で、薮本吉秀·三木市長と蓬莱務·小野市長は25日、三木市役所で会見し、事業費は均等割りで合意したことを明らかにした。診療規模は400床(事業費約130億円)~500床(同200億円)で、11月をめどに基本計画を策定する。
費用の負担割合は▽均等割り▽人口割り▽所在地割り(建設地)で検討。人口は三木市が多く、建設地は小野市となるが、「将来の地域医療を考えて一緒に建設する」との考えから均等割りとした。
統合病院計画は、神戸大医学部が提案して昨年11月に両市が合意。従来のように自治体が病院を建設し、大学が医師を派遣するのではなく、高度医療や専門医の養成ができる医学部付属病院の機能を備えた「北播磨総合医療センター」を目指している。
両市は今月24日に統合病院建設協議会(会長、坪田紀明·兵庫医科大客員教授、11人)を設立。神戸大医学部付属病院副院長ら同協議会のオブザーバー2人と、医学部教授ら8人による「ワーキンググループ」の意見を聞きながら基本計画をまとめる。開院時期は当初予定の2013年春から半年遅れの同年秋を目標にしている。


今回は、関連記事の全文を掲載させていただきました。
ふむ、統合病院建設の総事業費130億円~200億円だそうです。
費用の面で合意した割には、かなりのドンブリ勘定といいますか、上下幅ありすぎるような気がしないでもないのですが、とても全国初の「財政危機宣言」を発した自治体とは思えないくらい大胆な行動です。


これでは、給与カットされる職員の方たちもたまったものではないでしょうね。
自分達の削減された給与によって捻出された財源が湯水の如く、しかも中身もしっかりと示されないまま使われるとあっては、モチベーションも下がるわけです。
我々市民にしてみても、病院は必要なものだからいくらかかってもしょうがないなどと悠長なことを言っている場合ではありません。


それにしても、行政が発信する情報と、市民が必要とする情報は、かならずしも一致しないものだと日ごろから所々で感じているわけですが、特に、今回の統合病院に関する情報は、発表当初から内容といいタイミングといい、チグハグしているような、そんな気がします。
まぁ、いろいろと水面下でこそこそとやってきたようなものですので、しょうがないと言えばしょうがないわけですが。


さて、本題にもどりましょう。
統合病院の建設事業費ですが、当初発表した資料では、総事業費は130億円でした。その内訳の中で、建物の積算が80億円(400床×@2000万円)となっていました。
今回、500床で200億円になる可能性もあるということですが、仮に1床あたりの単価が同じだとすれば、単純計算で見積もっても20億円の増加となります。
では、残る50億円は一体何に使われるのでしょうか?
建物のグレードを上げるつもりなのか、はたまた、当初の見込み誤りなのか、それとも、大学に言われるがまま費用のかかる最新鋭の医療機器を揃えないと手を引くよなんて言われちゃったのか···。
冗談はさておき、いずれにしても、はっきりとした説明はないままです。


そしてもう一つ、気がかりなことがあります。
それは、病院完成後の維持費の費用負担です。
現在の市民病院は年間20億円もの赤字が出ていたと記憶しています。
医師不足が原因とはいえ、今後、バラ色の計画で赤字から黒字に転換すればいいのですが、そんな保障はどこにもありません。
建設費の負担をどうするかを決めることも大事なことですが、将来どのような負担割合で病院事業を小野市と一緒に進めていくのか、そのことに関してもきっちりとした合意を今のうちから取りあわせておくことが、大事業を進める為政者の役目であると思うのですが。


(追記)
今回の記事、雑感日記で取り上げてきださいました。
さすがです。
説得力抜群です。
「無茶苦茶な計画?」
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by kkamoike | 2009-05-28 21:20 | 三木市政 | Comments(11)
Commented by aosima0714 at 2009-05-28 21:25
訪問です。

良かったら私のブログに来てくださいね!

仲良くしてください。

これから、ちょこちょこ遊びにきます!よろしくです<m(__)m>
Commented by 市民2 at 2009-05-28 21:56 x
ところで、およそ年間20憶の赤字って言われて、今一つ数字がぴんとこなかったのですが、365日で割ってみると、一日およそ548万の赤字と言う事ですが。
新病院うんぬんと言うよりも、ただちにこちらの方なんとか考えた方がいいんじゃないかと言う気もするんですが。
Commented by 三木市民病院改革プラン at 2009-05-28 22:02 x
焼け石に水、と言った感じがしてなりません。
最初から改善できるものならば努力されているでしょう。
この事もはっきりさせないまま、突っ走っているようにしか見えませんが。もう少し今の状態を考えてもいいのでは?
Commented by kkamoike at 2009-05-29 00:35
aosima0714さま
はじめまして
ご訪問いただき、ありがとうございました。
私もちょくちょく寄せていただきますのでよろしくお願いします。
Commented by 三木市民 at 2009-05-29 04:57 x
公務員の給与カットを比較にだすのは話が違うと思います。
折角の良い内容が・・・市民目線から遠のきます。
Commented by kkamoike at 2009-05-29 07:15
三木市民さま
コメントをいただき、ありがとうございました。
病院統合(病院経営)の話に職員の方たちの給与カットを持ち出すのは筋違いではないかというご意見、確かに私自身も日頃からそのとおりだと思っていますし、このブログにも以前、その考えはおかしいと書いたことがあります。
にもかかわらず、今回、あえて給与カットを持ち出したのは、今回の財政危機宣言の発端が病院経営の失敗であり、その具体的な解決方法が、病院経営の抜本的な改革には踏み込むことなく、職員の方たちの給与カットのみに頼る安易な姿勢しか見せていないことに対する反論の意味も込めて、皮肉の意味も込めて書かせていただきました。
今回の記事でお感じになったことと同様、置き換えれば、市長のやっていることも、結果、筋違いのことをされていることとなり、支持率アップを狙った市民受けはあっても、市民目線とはならないのではないでしょうか。
少々ムキになってしまった感があり、大変失礼しましたが、これに懲りず、また率直な感想をどんどんとぶつけていただければありがたいです。
あらためて市民目線の記事となるよう心掛けてまいりますので、今後ともよろしくお願いします。
Commented by 市民2 at 2009-05-29 21:48 x
例のアンケートの結果が三木市のホームページの中の、「平成21年度6月補正予算(案)の概要」の中に出ていますね。
あの結果は、いかにいい加減な説明でも、そう思ってしまう、市民の割合を調べたアンケートでしょ?
ふむふむ。
なるほど。
で、市長は堂々と、6月の議会に提出ですか。
一三木市民としては情けない限りです。
Commented by 政治資金収支報告書の要旨 at 2009-05-29 22:12 x
R175さんも以前書かれていたし、minminさんとこにも書かれていたのでわかられている方はわかられていると思うのですが。もう一度はっきりさせときます。
三木のまちづくりを考えるシンポジウムは市長の政治団体であって、市長の寄付から成り立っています。
平成17年から19年の分は、兵庫県のホームページで公表されています。(上記、政治資金収支報告書の要旨をクリック)
ところで17年分と18年分は市長が直接寄付していますが、19年からは薮本政経懇話会(もちろん市長の政治団体)に寄付して、同額が薮本政経懇話会から三木のまちづくりを考えるシンポジウムに寄付されています。
誰かが、今回のようなビラを撒くならばワンクッション置いた方が責任逃れができると入れ知恵でもしたのでしょうか?
あと市長の政治団体はやぶもと吉秀後援会があるみたいですが。
Commented by 市民2 at 2009-05-29 22:14 x
↑ 名前入れ忘れました。
Commented by 市民2 at 2009-05-29 22:37 x
ところで、以前から不思議に思っていたのですが、広報みきの内容ですが。
ここでも取り上げられていましたが、ただ単に、賛成議員は誰々、反対議員は誰々、と書くならまだしも、「カットできなくした議員」と書いてありますが、市長の後援会のビラならまだしも、三木市の広報誌にこのような事を書いて平気で載せる三木市のチェック機能はどうなっているのでしょうか?
私に逆らう奴はネチネチいじめて追い出したる!
とでも言っているのでしょうか?
職員も生活があるので、今だけ我慢したら何とかなると思っているのでしょうか?
病院の事もそうですが、みんな市長のいいなりですか?
一市民が何言っても聞く耳持たないのなら、せめて市会議員さんの方から市長にはっきり言ってもらわないとどうしようもありませんね!議員さんもここ見られていると思いますが、今度の議会では皆さんの思いをはっきり市長に伝えてください!
お願いします。
Commented by kkamoike at 2009-05-30 08:00
市民2さま
本当に私もそのとおりだと思います。
市長の行動を注視していると、目先のことしか見えていないように受け取れてしまいます。
病院の件、アンケートの件、広報の件、ビラの件、議会の対応などなど、いろんな面においてやっておられることが小さすぎます。当然、私たちに見える部分に限ったことなのですが、その面に関しても、露出度が低すぎるような気がします。(オープンでないということ。)
市長になる人には、政治家としての度量の大きさを備えた人になってほしいとつくづく思う今日この頃です。