どうぶつのつぶや記

世の中の流れや風潮が、人間(政治家)の器を小さくしていないか?

遅刻や発言回数は… 議員の「通信簿」作成 尼崎 (神戸新聞)


尼崎市の市民団体「市民オンブズ尼崎」は、現職市議四十二人の四年間の活動を振り返る「議員通信簿」を作り、公表した。本会議の遅刻、退出時間が延べ三十五時間を超えたり、常任委員会での発言回数がゼロだったりする議員も判明。次期市議選は三十一日告示、六月七日投開票の予定で、同オンブズの梅沢康弘代表世話人(61)は「市民から見える範囲で、客観的に評価した。選挙での一つの判断材料にしてほしい」としている。
(中略)
今回は四年間に行われた計四十三日の本会議をすべて調査。議事録も今年三月までに公表された全記録を調べ、一回十分以上の本会議遅刻、退出時間の合計▽五回以上発言した常任委員会の割合▽前回選挙時に市から受け取ったポスター作製などの公費助成額-など計七項目をまとめた。
その結果、本会議の遅刻、退出時間が五百分を超えたのは四人。最長は二千百三十六分だった。本会議欠席回数は三回以上が六人。二十二-二十五回あった常任委員会で、発言回数ゼロが五回以上だったのが六人。公費助成額は、最も多い議員で七十五万円を超え、最少の議員と比べ五十万円以上の差があった。



いろいろな活動をする方がいらっしゃるもんですね。
それだけ議員の活動が有権者には見えにくいということなのでしょうか、それとも単に程度の悪い議員が多いだけのことなのでしょうか。
それにしても、どこの自治体の議員もこんなにルーズな活動をしているの?(尼崎市が特別なだけ?)と、そっちのほうに目が奪われてしまいましたが、中身的には、「ふ~ん、そんな評価の仕方もあるんだぁ」という感想ぐらいで、とりあえず、「調査、ご苦労様でした」と一声かけてあげたいぐらいでしょうか。
このような客観的な情報も、確かに、「ない」より「ある」ほうがましなのかもしれませんが、ほとんど作成者の自己満足の世界なのでは?と私なんかは思ってしまうわけです。
実際、このような資料が自分の手元にあっても、これを参考にして、投票するかというとかなり疑問です。確かに、このような調査があることによって、規律を守らないと選挙に不利になるから···と考え、気をつけるようになる議員もいるのかもしれませんが···。


有権者が政治家に対して求めるものとは?
少なくとも、私は、まちづくりにどれだけ関心を持っているのか、熱意はどれだけあるのか、情熱をどれぐらい注いでいるのか、議員として守るべきものをしっかり持っているのか、どんなまちづくりがしたいのか、どれだけ有権者に自分の夢を語り、実行に移せるか···
理想と現実は大きく掛け離れているのは重々承知していますが、要は、遅刻、欠席などをカウントする減点方式、いわゆるマイナス評価ではなく、プラス評価、その人のセールスポイントを加点評価していくという発想からの基準で選びたいと思いますし、事実、政治家をはじめとしたリーダーにはそのような部分が特に求められてくるのではないでしょうか。


実際の施策も同じことが言えると思います。
削減一辺倒では夢も希望もありません。むしろ、まちづくりは萎んでいく一方です。
夢や希望が持てる施策をどれだけ有権者に打ち出し、実行できるか。
お金をかけなくても、実現できることもあるはず。
それは昨日の記事で紹介したような「思想」の持ち方によって、やり方は大きく違ってくると思います。
有権者が本当に知りたいのは、その人自身を作り出す「思想」という部分なのではないでしょうか。


決して、今回の記事にある取組自体を頭ごなしに批判しているわけではありませんし、政治家は規律やルールを守らなくてもよいとは思っていません。
ただ、上記で述べたようなその人の「思想」の部分を知るには、やはり、他人が客観的に評価するのには限界があると思います。
となると、やはり、政治家、あるいは政治家を志すもの自身が、選挙期間だけのPRだけにとどまるのではなく、常日頃から、どれだけ情報発信をして、存在価値を示せるかだと思うのです。
政治家がそのような意識を持って行動できるかどうかは、有権者が政治家のどのような部分に関心を寄せるかということに大きく左右されるのだと思います。


選挙の際の一つの判断材料にすぎないとはいうものの、政治家をマイナス評価で判断しようとする視点もまた、世の中の流れや風潮が、人間の器を小さくしてしまっているのと同様に、政治家の器も小さくしてしまうことにつながらないのだろうか。
今回の記事を読んで、そんなことを感じました。
[PR]
by kkamoike | 2009-05-08 23:02 | Comments(3)
Commented by 市民2 at 2009-05-11 23:13 x
市民2をクリックしたら市民オンブズ尼崎のHPに出ますが。
「議員通信簿を作った理由」
と言うのをみて書いてある事が本当なら尼崎は程度が低いと言うか、論外と言うか。
ところで、発言回数は関係ないと思いますが。ちなみに三木市でも、そんなこと聞いてどうするの?と言う議員の発言もありますので、回数よりも内容だとと思いますが。
それより三木市の場合は、議員さんが議論する前に、市長が勝手に決めてしまっているというのが大変問題だと思いますが。
Commented by 市民2 at 2009-05-11 23:25 x
ちよっと噂を耳にしたのですが、三木小野市民病院に神戸大学から医師を派遣すると言った先生が、新県立加古川病院の院長で、神大を出て行ったとか。新県立加古川病院にも神大からかなりの医者を派遣するらしいですが、その上に、三木小野市民に多数派遣できるのかかなり疑問です。
病院の人気?はいい医者がいるかどうか。なのに、市長が何も知らないくせに三木市民の院長を呼びつけて文句を散々言って、産婦人科誘致の時も、神戸大学を無視して勝手に探してきて、かなり神戸大学の反感をかったらしいですね!その結果、医者が減って赤字が増えた!それを知っている職員はそのために自分たちの給料を減らされるのはたまったものじゃありませんね!
Commented by kkamoike at 2009-05-12 18:28
良識ある行動を心がけることは公職である以前に、社会人として当たり前のことなんですけどね。このような行為が本当にまかり通っているとすれば、市民に対する背任行為といわざるを得ないでしょう。
一方で、市民2様がおっしゃるように、市民の側も表面的なことだけにとらわれるのではなく、例えば発言の中身にもっと目を向けていく習慣がほしいですね。
三木市の場合、特に最近は、議会の運営自体が正常に機能していないような気がします。アンフェアなところが目に付きすぎます。
一方、病院の件ですが、以前から感じていることなのですが、全国初の「マグネットホスピタル」を謳い文句に発信している割には、マスコミや医療関係者からの反応はいまひとつのようです。(情報収集範囲が狭すぎるからかもしれませんが)単に統合だけで、全てが解決できるほど、簡単な問題ではないと思うのですが···