どうぶつのつぶや記

「既にカットしているから」というけれど···

先日、職員の方の給与カットの記事が神戸新聞に掲載されていました。
記事によるとこれまでも市は、「2006年度の一年間に職員の給与月額を一律2%、翌2007年度の一年間には一律1%を減額。2年間で総額約1億5千万円を削減した」ということですが···。

詳しい経緯はよくわかりませんが、これまでの削減措置からさらに、さらに、さらに···踏み込んで7%を五年間にわたりカットするというのですから、今までの試算は何だったのかとも思うのですが、何れにしてもいとも簡単に人件費に手をつける市政運営には、少なからず違和感を覚えます。
確かに、権力を持ったものが、鶴の一声で○%削減と言ってしまえば、それで何億というお金が浮いてくるわけですが、やはり、公務員とはいえ、一労働者なわけで、一
方的に給与を削減するのは如何なものかと思うわけです。
当然、お互いが話し合いのテーブルにつき、合意がなされれば全く問題はないのですが、その話し合いが十分にされず、一方的にカットをするのはルール違反ではないかと思うのです。

また記事には、「すでに30%カットしている市長ら特別職は除くが、一般職は役職を問わず一律カットとする。すでに市職員組合には提示しており、今後交渉に入るが、職員らの反発も予想される。」と書かれてあります。

私的には、この論理は少々無理があるのではないかと感じています。
といいますのは、「既にカットしている」といっても、カットしたのは、『財政危機宣言』を出す前だったはずです。
そうであるなら、これまでから既にカットをしてきたけれども、まだまだカットしなければ大変なことになると考えるのが妥当でしょう。
市を引っ張るトップが、その辺を誤魔化して、「既にカットしているから」などと、よくもまぁ暢気なことをいえるものだと感じたりもします。
職員でなくとも、これはおかしいのではないかと感じるのです。
要は、当初、財政計画を立てた上で、特別職や職員からの給与カットの割合や人員削減数などをあらかじめ決めて、財政再建を目指すと、高らかに宣言されたにも関わらず、ほぼ3年が経過しても、その目標はクリアされるどころか、益々財政状況は悪化してしまっているようです。
しかし、いくら人件費を削ったところで、根本的な問題解決には至らないと思うのですが···。

トップは、素人でも簡単に思いつく人件費削減ばかりを拠りどころとするのではなく、病院の経営問題をはじめ、構造的な改革を市民に対して明確に打ち出してもらいたいものです。
改革のための遂行能力が、今まさに問われているのだと思いますが、残念ながら今の市政を見る限りではそのあたりの展望は全く見えてきません。
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by kkamoike | 2008-12-04 17:31 | 三木市政