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どうぶつのつぶや記

三木の政治の分岐点

私は、共産党支持者ではないのですが、共産党の市会議員さんにはいつも一目置いてきました。ブログなどからも本当に普段からよく勉強をなさっておられると感じますし、議会での発言でも他の議員の方たちとは意見の質が違うといつも感心しながら聞いています。
しかし、今回、広野小学校の複数年保育について、市長自らが学校設置者としての権限で実施すると発言したことに対するくろしま議員のブログには少々がっかりしました。
広野幼稚園の件については、これまで議会の各会派からも要望してきた内容であり、本来教育委員会のことを市長は干渉しないことが原則であるものの、市長が黙っておれず発言したことは、結果として実施を強く望んでおられた人々にとっては喜ばしいにニュースだと述べられ、そこで記事を終えられていることに違和感を感じたのです。



一方、政志会のもて木議員はこの件に対する考えを次のように述べておられます。

『地元の人は歓迎だし、通園に苦労しているのはよくわかります。それが解消されるのですから、よかったのでしょうが、三木全体の幼稚園のあり方を今検討し、考えている時期であり、意見を聞く会を24回も続けていてその意見集約を見ているわけでないのに、三木全体の、複数年保育の考え方はどうなるのだろうと、いささか疑問です。
(中略)
複数年保育は、三木の幼稚園にとって長い間の夢であり、望みでした。それが6ブロックという方にせよ、実現し、最初は抽選などという仕組みも改め、希望者全員は入れるようになり、次は、幼稚園ごとの複数年保育についての検討だったはずです。その最初の取り組みが広野で、それが何年かのうちに他の園でも実現していくならいいのですが、その見通しも、明らかでない中で、広野幼稚園複数年保育は、他の幼稚園に混乱を起こさないか、心配です。』

私は、もて木議員が心配されていることはごもっともなことだと思いますし、議員として、政治家として必要な一番の肝をきちんとおさえておられると感じました。



今回の市長が発言した内容と、地元への利益誘導型の政治手法とどこがどう違うのか。
また、これまで批判され続けてきた、もうそんな時代ではないと言われ続けてきた手法とどこがどう違うのか、私にはわからないのです。

ある人やある地域からの要望が強いからといって、「やる」と判断するのであれば、声の大きな人や地域の意見ばかりが採用されることになりませんか?声をあげない人や対象者が少ない地域の意見はいつも後回しにされたり、取り上げてもらえないということになりませんか?そして何より、次の選挙を有利に戦うために市の予算や政策が利用されることに繋がりませんか?



本来、政治家が行わなければならないことは、一部の住民の利益だけを考えるのではなく、市全体のバランスを考慮し、市全体のあるべき方向性をしっかりと見据え、確固たる信念のもと、理路整然と政策をまとめあげることであるはずです。

もし、今回の件を誰も咎めることなく進んでしまうようなことがあれば、今後の三木市政は、非常に憂慮すべき状態に突入したと言わざるを得ません。
今こそ、議員の方たちの良識ある判断をお願いするとともに、とりあえず広野幼稚園だけやりましょうといった安易な判断をする前に、今、市内で幼児を育てていらっしゃる全ての親子さんたちに、あるべき将来像も含めた方向性をきっちりと示し、説明責任を果たすことこそが、政治家としての使命ではないでしょうか。
そのためにも安易に妥協しない徹底した議論を期待したいと思います。



あと、市長の学校設置者として行うと発言したことについても、本来、市長が干渉できない内容だとくろしま議員もおっしゃっておられます。私自身もこの点については、少々腑に落ちないところがあるのですが、残念ながら勉強不足でコメントできません。
一度よく勉強してみたいと思います。
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by kkamoike | 2008-09-15 07:03 | 三木市政 | Comments(0)

R175が見て、聞いて、読んで感じたことを書き綴ります。
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