どうぶつのつぶや記

まちの可能性を引き出すための体制づくりをどのように考えているのか

どのようなまちづくりを目指していくかによって市の体制も大きく異なってきます。
現在の市長は、広報などを通して、県下で最も少ない職員体制で行政運営を行っていると言われる小野市を例に取り、職員数の比較や削減の際の目安にもしておられるようですが、私は、そもそもまちの歴史もまちの潜在能力も異なる両市が同じ体制にする必要があるのか常に疑問を感じていました。
また、これからの時代はまちの特色をいかに打ち出していくか、本来は、そのようなまちの可能性を引き出すための体制づくりを考えなければならないはずなのに、まちづくりの理念なき体制づくりだけが進められてきているように感じてなりませんでした。


例えば、公民館を中心としたまちづくりの推進は、現在の市長が打ち出した特色ある三木のまちづくりの目玉政策です。
市内に10箇所も公民館が設置されているのは隣の小野市はおろか、全国でも珍しい充実ぶりだそうですが、この分野だけを取り上げてみても、他の自治体では配置する必要のない人員が必要になってくるわけです。


このような状況の中、小野市と同じ水準の職員数にするためには、少なくとも公民館に従事させている職員数の分を他の分野で減らしていかなければなりません。
職員数を削減するということは、何かの事業を取りやめるか、あるいは規模を縮小していかないとたちまち立ち行かなくなるはずなのですが、不思議なことにそういう話はこれまでほとんど聞いたことがありません。
では、どうやって市役所は仕事をこなしているのでしょうか。
正規職員の数はマニフェストの目標でもあるので定期的に発表されたりしていますが、正規も非常勤も合わせた全体の人員体制はこの4年間、正直なところどのように推移してきているのでしょうか。
一部の都合の良い情報だけオープンにするのではなくて、全体の姿を正直に包み隠さずオープンにすることは市民参画のまちづくりを目指す上でも大事なことだと思います。


公民館を中心としたまちづくりをすすめることは言わば「大きな行政」を目指しているようにも受け取れるわけですが、反面、事業の取りやめや見直しに着手する気配も見られない中で、必要以上の人員削減や非常勤職員の割合を必要以上に増やすことは、市の将来を見据えた時に、業務やノウハウなどの継承という面での不安や責任の所在があいまいになってしまうなどの組織力の低下、サービスの質の低下などを招くことになってしまうのではないかと感じます。
人員を減らしてサービスはそのまま、あるいはこれまで以上の充実を図ろうとしても必ずどこかで無理が生じていつか歪みが出てきます。
単に「削減」だけを強調したがる候補者には、有権者としても特に注意が必要で、一歩立ち止まって冷静になって状況判断することが必要ではないかと思います。
[PR]
by kkamoike | 2009-11-15 08:08