どうぶつのつぶや記

わからないことだらけの病院問題

広報みき11月号に掲載された病院関係の記事(交通手段
·改革プラン)と協議会だよりは、市民にとって非常にわかりにくい内容のものでした。
このことについては、早速、他の方のブログでも取り上げておられます。
ふるさと日記さんは、新しい病院経営においても責任の所在があいまいなままであること。
雑感日記さんは、病院問題の本質である『経営の健全性』に焦点があたっていないことと、「償却前利益」の件を取り上げておられます。
お二人が指摘されていることはごもっともだと思います。


このブログでも以前から病院問題を取り上げてきましたが、未だによく分からないのは、医師の確保についてです。
それを裏付ける内容として、現在の病院の改革プランが計画どおりに進んでいないことへの対応策はこんなことが書かれてあります。
「医師の招へいについては、大学からの派遣だけに頼るのではなく、病院独自の求人活動を強化し医師の増員を図ります」と···
現在、神戸大学からの医師の派遣がままならない状況の中で、新しい統合病院になればこの問題が一気に解消されるとはとても思えないのですが···。
また、協議会だよりには、
「健全経営を維持する前提条件として、神戸大学との連携により、医師が確保できること、また、地域の医療機関と連携を深めることでありこれが課題となります。」
と書いてあります。
まさに、現在の市民病院が直面している課題が、統合病院がスタートした後にも一番の課題として立ちはだかることが書かれてあるわけです。


ん?なんかおかしくありませんか?
医師の確保は間違いなく安泰ではなかったのでしょうか?
今頃になって予防線を張るかのような書きっぷりにも見えるわけですが、これまで一貫して、神戸大学が提唱してきた話だから大丈夫だとか、まるで他人事のような感じで病院経営を語っておられた三木·小野両市長だったようにも思うのですが、ここにきて弱気な表現に変ってきているようにも受け取れるのですが···。
今の病院経営の改善にきっちりとした対策が打てないのに、病院の建物だけを新しくすれば、全てがうまくいくとでも思っていらっしゃるのでしょうか?
また、今よりも医療体制が充実し(診療科目が増え)、高度な医療が受けられるようになるのは結構なことですが、そういうサービス面での向上は、一方で今以上の経費、場合によっては桁違いの経費がかかってくることになることも忘れてはなりません。
さらに病床数についても先日開院した加古川医療センターがベッド数353床なのに対し、三木小野の統合病院はフルオープンして450床···本当にそれだけの稼働率を上げることができるのか疑問です。
ていうか、それだけの規模が本当に必要なのかどうかもよく分かりません。
いずれにしても、建設費用の負担割合だけでなく、スタートした後の費用負担のあり方についても、本来は早期の段階で両市の間で話をつけておくべき内容だと思うのですが。
それともそれを今、決定してしまえば市民の反発が予想されるからあえて伏せている、建ててから考えるという算用なのでしょうか?
大事な問題だと思うんですけど。


今まさに自らの手で解決しなければならない問題と真正面から向き合うことなく、統合病院建設だけを前面に押し出すことで問題は全て解決できたかのように取り繕う、今、それらの問題と真正面から向き合わなければ、新しい病院が出来たところで同じ問題に突き当たることになるのが分かっていながらその問題に取り組もうとしない、目を向けようとしない。
具体的な手立ては相も変わらず人員削減だけです。
問題の本質に目を向けようとしないということは、すなわち、市民と真摯な姿勢で向きあっていないことの表れなのだと私は思っています。
「満足よりも納得させてくれ」
これは樋渡市長がご自身のブログで紹介された言葉ですが、
一方通行の情報発信、市政運営では市民を「納得」させることは到底できません。
どうも三木市は双方向の情報発信をする上での前提となる信頼関係を市長自身持つ気がない、持とうとしないところに市政運営の停滞につながる根本的な原因があるのではないかと思います。
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by kkamoike | 2009-11-02 20:20 | 三木市政