どうぶつのつぶや記

何ができるかではなく、先ず何がしたいのかを考えるべきじゃないんですか?

米田さんもて木さんのブログに総務文教常任委員会の内容がアップされています。
何でも、下石野分校跡を改修し、「別所ふるさと交流館」を整備するとのことですが、目標利用者数をクリアするためのより具体的な活用方法については、今から智恵を絞り直す必要があるとのことです。
いやはや何とも暢気な話ですね。


一般的に、施設をつくる際に「心」=「理念」=「想い」がないと、いくら立派な施設をつくったとしても、ただの「ハコモノ」になってしまいます。
これは、施設を検討する段階で、つくり手が第一に心得ておかなければならない、最も重要な点だと思います。


今、三木市では、統合病院をはじめとして、様々な施設整備が巨額の税金を投入して行われていますが、それぞれの施設に、このつくり手の「心」=「理念」=「想い」というものが十分に描けていない段階で、整備に着手してしまうと、その施設の利用者はもちろん、そこで働く人たちにとっても、魅力的な施設にはなり得ないということを十分に頭に入れておく必要があります。
サービスを提供する立場の人を「劇を演じる役者」に置き換えるとするなら、その脚本(シナリオ)に魅力がなければ、役者にいい演技を期待することなどできないということです。当然、観客を呼び寄せることも、喜ばせることもできないということです。


ところで、三木市では、歳出を抑制するための職員数削減によって生じる人的サービスの低下を、市民パートナーやボランティアなどの、いわゆる「市民力」の活用によって補っていこうとしているわけですが、このような人たちの力を借りる上で重要な要素というのは、(その事業に携わることに対する報酬など、お金の支払い義務がほとんど生じない分)まさにその施設のコンセプトや意義、そこで行う事業の魅力といったものであって、それらの要素が従事する人の意欲に大きな影響を及ぼすということです。
逆に、事業自体に魅力がなければ、事業を手伝おうという意欲を起こす人は、誰も出てこないということを覚悟しておかなければなりません。


いずれにしても、施設を整備してから何ができるかを考えるのではなく、施設を整備する前に何がしたいのかを考えるべきなのです。
その上で、その内容が、施設利用者はもちろん、施設で働く人たちにとっても共感を得られるものであるのかどうかを事前にリサーチしておくというのは、民間にとってはごく当たり前のことです。
それにしても、こういう旧態依然とした役所の体質から、未だに抜け出せないようでは、いつまでたっても税金の無駄遣いを改めることなどできないのだと思います。
「財政危機宣言」を発している全国で唯一の市なのですから、市長も議員さんも、もっと真剣に、もっと危機意識を持って仕事に取り組んでください。
頼みますよ、ホントに。
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by kkamoike | 2009-08-19 22:25 | 三木市政